まもレールを利用する場合、いくつかの条件があります。まず、SuicaかPASMOを所持していることです。Suicaの場合は記名式My SuicaかSuica定期券、PASMOなら記名PASMOかPASMO定期券になります。これはそれぞれのカードに子供の名前が印字されていることが必要であるためです。無記名のカードの場合は利用できないので、注意が必要です。
次に通知先を登録することになります。通知先とは、子供が駅を通過したときに、それを知らせる宛先になります。
子供の人数と通知先の数で料金は変わります
まもレールの基本は子供1名につき通知先が1件です。しかし、もし通知先を3件にしたい場合、1件につき100円の追加料金が発生します。つまり200円の追加となります。また、子供が複数人いた場合で、それぞれにまもレールを使う時には、1人につきワンコインで、そこに通知先の人数分をかける計算になります。複数人の子供がいて、それぞれに何件かの通知先が必要なこともあります。その場合は、1人ワンコインでそこに人数分を掛け、その上、通知件数の分だけ追加料金が発生するわけです。
防犯に役立てる通知先の登録
通知先はあらかじめ登録しておきます。そして、この登録においても注意すべき点があります。まず、子供が複数人いる場合、その通知先登録は同じでなくてはいけません。例えば息子と娘の2人の時に通知先を2件登録する場合、息子の通知先を父親と母親にして、娘の通知先を母親と祖母にすることはできません。どの子の場合も2件の通知先は同じでなくてはならないのです。また、子によって通知先の登録件数を変えることが可能です。息子には通知先を2件登録して、娘は1件だけにするというように設定できます。なお、通知先として登録できる人にも決まりがあります。
まず、登録1件目は申込者であって、料金を支払う人です。大抵は親や同居する保護者となります。支払いはクレジットカード払いとなりますので、その名義人であることも条件です。通知先登録の2件目は、申込者の指定する人物です。これは指定があれば誰でも良く、必ずしも家族でなくてはならないことはありません。通知先登録は、防犯上とても重要です。何事かがあった時にすぐに動ける人でないといけません。親が海外赴任中だったりすれば、通知先に指定しても何の意味もありません。常に身近にいて、すぐに駆け付けてくれる人を登録するようにしましょう。